私はこうして家を建てた

ハウスメーカー・工務店・設計事務所

先輩がマンションを購入した

私より5つ年上の36歳の先輩に「マンションを買ったんだ」と告げられた。
私が就職してから、仕事やアフター5でずっとお世話になっている先輩。とってもきれいだが、さばさばした男みたいな性格の先輩は35を過ぎても独女を貫いている。見た目とその潔い性格から寄ってくる男も少なからずいるのだが、交際をはじめても結婚には至らない。その先輩がとうとう自分のマンションを購入したのだ。リフォーム済みのマンション。
「ってことは一生独身を貫くのか?」と心の中でつぶやく私をまったく気にせず「遊びにきてよ」というのでお祝いをもって遊びに行くことにした。市街地の高層マンションで、とってもいい眺め。そして、交通の便もよい、もちろん内装もとってもおしゃれなマンション。「親に反対されるかと思ったけど案外だいじょうぶだったから」と購入に至った経緯をいつものようにさらっと話してくれた先輩。このまま成り行き任せで人生を楽しむのだなあと思うと、ますますその生き方に憧れを抱く私であった。

そして、お酒を飲みながらいろいろな話をした。「30年ローンで買ったんだ」「定年後も働いていかないと返せないね」、と。私たちの業種は、周りよりも比較的年収がよく、それでも450万円ほど。

これから先、ずっとローンを一人で払い続けていかなければならないと思うと、私ならば孤独感でしんでしまいそうになるだろう。けれど先輩は、それをかっこよくやってのけるとことがさすがだと思う。
人生設計をたてていないようでしっかりとたてている。
尊敬すべき先輩だ。

話も進み、今度は私が振られる側に。先輩におされると私も自分の家がほしくなって来た。こんなにもおしゃれでなくてもよいから、自分でがんばって手に入れられる程度のもの。がんばった証として購入してみようか。先輩を見ていると悪くない気もする。もちろん要らなくなったら売ればよいのだから、一度きりの人生、楽しんで生きたいと思う。

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