私はこうして家を建てた

ハウスメーカー・工務店・設計事務所

実家の建て直しのときの話

私の実家は築15年くらいになります。

もともと30年以上前に建て売りで購入したのですが、父親の仕事の都合で離れた場所に引越しを余儀なくされ、その間実家は賃貸にしていました。

結局父親の赴任期間は当初の3年からのびにのび、自宅のある地域に戻ってこられときには12年経っていました。

ちょうど自宅に戻れそうだという1年ほど前の時期に自宅を借りていた人が退去したため、戻ったら実家にそのまますぐに住める!かと思いきや、長年賃貸に出していた為かなり家が劣化し、父が思い切って一旦壊して建て直そう!と決めました。

ちょうどその時期、父親だけが1年間さらに遠く離れた土地へ単身赴任していたのですが、父が母親に「新しく家を建てるから、希望の間取りを考えておいて」と言ってありました。

母親は新しい家、しかも間取りまで自分で決められる!とウキウキして、一生懸命間取りを考えていました。

専用の方眼ノートを購入し、どんな間取りがいいかなー、ととても楽しそうに間取りをああでこないこうでもない、と考えて書いていました。

しかしそんなある日、父親から電話が来ました。「友達の家に遊びに行ったら、とって素晴らしい家だった。○○ホームという住宅メーカーなんだけど、その友人が担当者に紹介してくれるっていうから、そこに決めたよ」と。

そしてその数日後、その住宅メーカーのパンフレットが送られてきました。中を見てみると、Aタイプ・Bタイプ・Cタイプのように、何種類かの間取りが…。そう、住宅メーカーなので、間取りはそこから選ぶしかなかったのです。

せっかく母親が自分の好みの間取りを考えていたのに…と私もかわいそうに思いましたが、うちの父親は亭主関白で、我が家で父がこうと決めたらこう、という感じだったので母親はその通りにするしかありませんでした。

それから無事家は建ちましたが、築15年過ぎた今でも母は私に「あのとき自分で設計できていればな…」とこぼします。

父親も昔に比べたら丸くなったから、もしOKがもらえればリフォームしたらいいのに、と思います。

コメントは受け付けていません。