私はこうして家を建てた

ハウスメーカー・工務店・設計事務所

私を育ててくれた古くて大きなお家

私は、36歳独身。賃貸マンションで一人暮らしをしています。
時々、マンションのチラシを目にした時など、中古マンションの購入が頭をよぎることも。
ただ、私自身のライフプランが定まらないこともあり、そのまま。今のマンションには、概ね満足していると言う理由もあります。

ただ、私は時々思うのです。私の実家(持ち家)はどうなるんだろうと。。

私の実家は、鉄筋コンクリートの築40年ほどの建物です。私の祖父が建てたもので、当時としてはかなり立派な建物だったと思われます。

100坪ほどの土地に、1階は車庫。これは車が1台だけ停められるスペースです。(きっと当時は、1人1台に車の時代が来るなんて思わなかったのでしょう)

2階と3階が住居スペースです。ざっと数えて部屋数は11部屋。
広いけど寒い!暑い!が我が家の特徴です。収納スペースもたくさんありますが、昔ながらの押し入れ式。

その古くて大きな家に、何度もリフォームを繰り返しながら、今も、私の両親と祖母が住んでいます。

父の退職も間近となり、将来的にこの家はどうするのだろうと言う思いが頭をかすめます。というのも、私は2人姉妹。

妹は他県に嫁いでおり、そんな日が来る事は考えたくはありませんが、おそらく両親を見送るのは、私だと思います。

その後でこの持ち家をどうするか?父は、負の遺産とならないように家を更地に戻すための費用は必ず残すと話しています。古くて大きすぎるこの家を売るのは難しいと思うので。
私も1人で住む気にはなれません。

ただ、お金だけの問題ではありません。私自身が6歳の頃から育った家を更地に戻すとき。私はどんな気持ちになるのでしょうか?それを1人で行うのはとてもきついけれど、いずれ年老いている母にそんな風景は見せたくない。

なのできっと、いつか私がその家の終わりを見届ける日が来るのだと思います。庭には、たくさんの木も植わっています。

きっと、辛い仕事になるでしょうが、それはまだ先の話。まだ、楽しい思い出を紡いでいる大事な実家なのですから。

今日も父はガーデニングの手入れに余念がありません。通信制高校に通う子供の安心。

私に実家、と呼べる場所があることを感謝しています。

コメントは受け付けていません。